オクラホマシティに10億ドル規模の新アリーナ建設へ!2028年オープン予定
オクラホマシティに、NBAチーム「オクラホマシティ・サンダー」の本拠地となる、総工費10億ドル規模の新しいアリーナが建設されることが決定しました。2028年6月のオープンを目指し、街の中心部に新たなランドマークが誕生します。
地元企業と実績ある建設会社がタッグ
今回の建設プロジェクトは、地元オクラホマ州タルサに拠点を置く Flintco と、ミネアポリスを拠点とする Mortenson Construction との共同事業体「Flintco-Mortenson」が担当します。
Flintco は、オクラホマシティの新しいコンベンションセンターやデボンタワー、州議会議事堂のドームなどを手掛けた実績があり、地元での信頼は抜群です。また、現在のサンダーの本拠地であるペコムセンターの建設にも携わっています。
一方、Mortenson Construction は、大規模なアリーナやスタジアム建設に特化しており、近年完成した NBA アリーナの中でも特に評価の高い、フィサーブ・フォーラム(ミルウォーキー・バックス本拠地)とチェイス・センター(ゴールデンステート・ウォリアーズ本拠地)の建設を担当しました。
地元に根ざした Flintco と、最先端のアリーナ建設ノウハウを持つ Mortenson Construction。両社の強みを活かしたアリーナ建設に期待が高まります。
デザインは今夏公開予定
詳細なデザインはまだ公開されていませんが、今年の夏にはその概要を知ることができる見込みです。
現在、市議会が MANICA Architecture をデザインアーキテクトとして、 TVSをアーキテクト・オブ・レコードとして選定しており、彼らが作成したコンセプトデザインを元に、 Flintco-Mortenson がコスト見積もりなどを行っています。
最新のアリーナ基準を満たす施設
新しいアリーナは、NBAの最新基準を満たすことはもちろん、エンターテイメント施設としての機能も充実させる計画です。
座席数は現在のペコムセンターと大きく変わらないものの、よりゆったりとした快適な座席配置、そして広さは75万平方フィートと、現在の58万1000平方フィートを大幅に上回る規模になる予定です。
建設コストと課題
総工費は10億ドルと巨額ですが、資金は新たな税収で賄われるため、市民の負担を増やすことなく建設を進めることが可能です。
しかし、建設資材価格の高騰など、課題も残されています。
特に、トランプ政権によるカナダからの鉄鋼・アルミニウムに対する関税引き上げは、建設コストに影響を与える可能性があります。
Flintco は、パンデミック中に建設された新しいコンベンションセンター建設で、資材価格の変動に柔軟に対応してきた経験があり、今回のプロジェクトでもそのノウハウが活かされることが期待されます。
新アリーナへの期待
新しいアリーナは、2026年2月に建設を開始し、2028年の夏に完成する予定です。
2028-29シーズンのNBA開幕には、新しいアリーナでサンダーの試合を観戦できることになります。
今回の建設プロジェクトは、オクラホマシティの都市開発をさらに加速させ、地域経済にも大きな波及効果をもたらすと期待されています。
新たなアリーナが、サンダーの新たな歴史の舞台となり、地域住民の誇りとなることを願っています。
まとめ
- オクラホマシティに総工費10億ドルの新アリーナ建設が決定。2028年オープン予定。
- 地元企業 Flintco と、実績ある Mortenson Construction の共同事業体が建設を担当。
- デザインは今夏公開予定。
- NBAの最新基準を満たす、75万平方フィートの巨大施設。
- 建設コスト高騰など、課題も存在する。
- 地域経済の活性化、新たなランドマーク誕生に期待。